2年9ケ月ぶりにフィリピン訪問

2022年11月9日、当社は、㈱Spectee様とJICA中小企業・SDGビジネス支援事業「フィリピン国SNS情報を活用したAIリアルタイム危機管理情報システムに係る案件化調査(中小企業支援型)」の事業を支援するコンサルタント契約を締結しました。

㈱Spectee様は、日本国内において、SNSや気象データ、道路・河川カメラなどのデータを収集・解析し危機管理情報を配信するサービス「Spectee Pro」を提供しており、多くの地方自治体・官公庁・民間企業において採用され、災害時の状況の可視化に貢献しています。

今回は、フィリピンにてこれまでODA(政府開発援助)が支援してきた地震計、気象レーダ、洪水監視システム、ハザードマップなどのデータに繋ぎこみ、災害情報に関するプラットフォームとして、技術的、制度的に活用可能か調査していきます。

SNS に投稿される情報の中から、災害・事件・事故など危険情報をAIでリアルタイムに解析し、人間の目により確認することで正確な情報を配信する「Spectee Pro」は、災害大国でSNS情報が豊富なフィリピンでは間違いなくニーズがあるはずです。

ODAが培った様々な協力をビジネスで持続的な取り組みにする、これからの展開が楽しみです。

JICAフィリピンの坂本所長を訪問、調査概要を説明、ビジネス展開に向けた支援の表明を頂きました。
OCD(フィリピン市民防衛局)にてアレハンドロ次官補を訪問。
中央政府の危機管理情報についてヒアリングする共に、Spectee Proの導入について協議しました。
APSEMO(アルバイ州公共安全危機管理事務所)のセドリック所長を訪問。
州政府の危機管理情報についてヒアリングする共に、Spectee Proの導入について協議しました。