フィリピンで防災DXを推進 ―「Spectee Pro」ローンチセミナー開催

日本発の防災DXサービスが、いよいよフィリピンで本格展開します。

フィリピンは台風や地震など自然災害が多く、迅速な情報収集と対応が不可欠です。その課題に応えるのが、株式会社Spectee様が提供するAI危機管理サービス「Spectee Pro」です。SNSや気象データをAIで解析し、災害や事故など危機発生時のリスク情報を即時に可視化できるクラウドサービスで、日本国内では多くの自治体や企業に導入され、被害状況の把握や迅速な意思決定を支える仕組みとして活用されています。

こうした仕組みがフィリピンでも強く求められると考え、当社はその海外展開を支援してきました。具体的には、2023年のJICA案件化調査、2024年のビジネス化・普及実証調査を通じて企画支援や現地調整を担い、フィリピン政府機関・自治体との協議やセミナー開催を重ねることで、防災DXのニーズ把握と官民連携の枠組みづくりを進めてきました。

その成果として、2025年8月に「Spectee Pro」のフィリピン版が正式にローンチ。ローンチセミナーはDICT(情報通信技術省)、JICA、Specteeが共同で主催し、フィリピン国内での大きな関心を集めました。
現在は、DICTをはじめとする中央官庁や地方自治体等、すでに120を超える組織で試験導入が進められています。

今回の取り組みは、

  • JICAとの連携による信頼性の確保
  • 現地課題に合わせた段階的な普及モデル
  • フィリピンからASEANへ広がる展開の可能性

を示す好例となりました。

当社は今後も、社会課題解決型ビジネスの海外展開を目指す企業のパートナーとして、これまでに培った知見とネットワークを活かし、さらなる支援を続けてまいります。

Spectee様のプレスリリースやフィリピンでのニュース記事は以下の通りです。他にもたくさんの記事が出ました。