代表取締役 小南 美奈子
日本はかつて経済成長や安全、平和、独特の文化や歴史などの面から、アジアの若者が憧れる国でもありました。しかし、これまで日本が支援した発展途上国が順調に成長を続けている中で、日本は少子高齢化が進み、経済も30年以上停滞し続け、課題先進国となり、ついに衰退途上国とさえ言われるようになりました。
それではもうアジアの若者は日本を選ばなくなったのでしょうか?
そんなことはありません。日本にはアニメやマンガなど若者が憧れる文化があり、観光地としての魅力も高まっています。世界が混乱する中において安全で平和な国、皮肉にも生活コストが30年間変わらない生活しやすい国、まだまだ日本で働きたい若者はたくさんいます。何より日本には、彼らが活躍できる企業、彼らの力を必要としている企業が多くあります。
私たちは、日本に魅力を感じてくれるアジアの若者に日本で働く機会を提供し、日本企業にはその成長を担う人材と機会を提供することで、日本の課題解決に貢献していきます。
国籍に拘らず日本企業が外国人材の採用に挑戦し、外国人材も日本語や日本の文化・習慣等を勉強することで日本に歩み寄る、お互いが少し努力すれば、共に働き、共に成長することができると信じています。
この思いは創業当初から変わりません。
日本は今ここで新たな一歩を踏み出さなければ、衰退途上国から脱出することはできないということを誰もが感じています。そして、その一歩は非常に勇気のいることもわかっています。しかし、その一歩は新しい世界、新しい未来への一歩なのです。
創業から5年目に踏み出した㈱reapleもまた新たな一歩を踏み出し、アジアの若者と日本企業と共に成長してまいります。
取締役 佐々木 隆宏
長きにわたり開発援助の実施機関に従事してまいりましたが、40年前に訪問したアジア諸国と現在は全く違います。アジアの人々には、やる気とハングリー精神にあふれています。アジアの活力を生かすのは、直接投資だけではなく、アジアの人材が日本企業のネットワークと力になります。
海外から優秀な人材をどう獲得したらよいか、海外の人材とどう向かい合えば良いか、㈱reapleはアジアの人々と協働することで生まれる共感や信頼に基づくパートナーシップを築くことで、共に働き、共に成長できる環境を作り出せると考えています。
特にフィリピンは、英語が公用語となっており、大変勤勉で将来に希望を持った人が多く、報恩感謝の心(utang na loob)と言う価値観があり、義理人情にも厚い国民性です。信頼して機会を提供することで良きパートナーシップにつながります。
人と人がつながり、新たな出会いや感動、喜び、新しい物語が広がる社会を目指したいと思います。日本が直面する少子高齢化においてアジア、とりわけフィリピンは大変良いパートナーになりうると考えます。皆様と一緒にアジア、フィリピンの可能性を探り、新しい取組が出来れば望外な喜びです。